書評

【アドラー心理学】非を認める事は負けじゃない!?

2015年4月12日

アドラー心理学
先日、俺は職場で失敗をしてしまった。

自分勝手なその場の判断で会社に損失を与えてしまったのだ。

言い訳は一切しなかった。

自らの非を認め、責任の一切を受け入れた。

言い出せば言い訳の類いをいくらでも見つける事はできた。

が、それは単なる言い訳だと思ったから。

ここで、嫌われる勇気の中に出て来る

人は対人関係のなかで「私は正しいのだ」と確信した瞬間、すでに闘争争いに足を踏み入れているのです。

という文章を読んで、良かった〜と感じた。

そもそも、主張の正しさは勝ち負けとは関係ない事で「私の正しい」という確信が「この人は間違っている」という思い込みにつながり、最終的に勝ち負けを争ってしまう事につながる。

多くの人は、

権力争いに突入し、他者を屈服させようとする。だから「自分の誤りを認めること」をそのまま負けを認める事、と考えてしまう。

負けたくないとの一心から自らの誤りを認めようとせず、結果的に誤った道を選んでしまう。誤りを認めること、謝罪の言葉を述べる事、権力争いから降りる事、これらはいずれも「負け」でなはい。

優越性の追求とは、他者との競争によっておこなうものではない。

勝ち負けにこだわると、メガネが曇って目先の勝ち負けしか見えなくなり、道を間違えてしまう。

 

我々は勝ち負けのメガネを外してこそ、自分を正し、自分を変えて行く事ができる。

と著者は書かれている。

この章を読んで本当に良かったと思った。

まだまだ自分を変えていく機会(チャンス)もあるし、変な言い訳で、勝ち負けの土俵に上がる事なく、反省できたのが、良かった理由だ。

 

こんな時こそ、まわりに感謝し心を落ち着かせる事が大切だと学べた。

正直、精神的に立ち直れないかと思ったが、次の朝起きて、たくさんの人や出来事に感謝したら、何とかギリギリ出社できた。

そして潔く自分の失敗を詫びる事ができた。

また、周りにいる同僚の暖かさや有り難さを身にしみて感じた。

失敗から学ぶ事も時には大事だと思う。

更に、サッカーやボクシングと同じで、そういう時こそ、前をしっかり向く事や、ファイティングポーズをとる事が必要だ。

攻撃こそ最大の防御。

私の関わる全ての人と、父と母と、この本に感謝します。

 

この本は繰り返し読むとすごくいい⬇⬇

嫌われる勇気は、グッとくる文章が満載!オススメだ!

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラ-」の教え /ダイヤモンド社/岸見一郎
by カエレバ

 

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