主人公の平山(役所広司)は公衆トイレの掃除を仕事にしている。
この平山(役所広司)が毎朝アパートを出るとき、まぶしそうだがなんとも言えない笑顔になる。
まるで朝に感謝しているかのように。
朝日を浴びるのが楽しそうなのだ。
平山(役所広司)は普段あまり多くの言葉をしゃべらない。
けど、自閉症やコミュ症なわけではない。
平山がアパートの前で妹をハグ(抱擁)して妹のケイコもまた涙ぐむシーンがある。
実は感情豊かで熱い・温かい気持ちのある人なのだ。
平山(役所広司)の作業車のカセットから流れる70・80年代の音楽の素晴らしいこと!
昔はカセット命だった。
テープが伸びるまで聞きまくっていた時を思い出した。
特にルー・リードの「Perfect Day」が琴線に響く。
物悲しくもあり、希望も感じる名曲だ。
平山(役所広司)は小さな楽しみを大切にしている。
朝いちの缶コーヒー・神社での昼食(サンドイッチ)・モノクロ写真・地下街にある居酒屋での食事・銭湯・読書をルーティーンで行っている。
ルーティーンのなかにもいろんな出来事が起こるがそれも楽しんでいる。
(公衆トイレにそっと置かれた〇×ゲームのようなメモを媒介して誰とも知らない人とやりとりをする。
最後には「ありがとう」と記されたメモ紙をそっと胸ポケットにしまう。等
最後に感動のラストシーンだが、車のカセットから流れる音楽に合わせて泣き笑いしながら運転する平山(役所広司)。
私も運転しながら音楽により想起されて「過去、現在、未来」に思いを巡らせることがある。
泣くことも、笑うことも、眉間にしわを寄せることもある。
そのすべてを表す平山(役所広司)の表情に深く共感できた。
何のこともない今日一日が「PERFECT DAY」=「幸せな1日」だと感じる感性が大事だと思った。
最後にルー・リードの名曲を
れしさんが訳してくれています。
https://resion.hatenablog.com/entry/2022/11/03/001255
Lou Reed 『Perfect Day』 和訳
Just a perfect day
まさに完璧な一日
Drink Sangria in the park
公園でサングリアを飲んで
And then later, when it gets dark we go home
暗くなったらいっしょに帰るんだ
Just a perfect day
まさに完璧な一日
Feed animals in the zoo
動物園で餌やりをして
Then later, a movie too and then home
映画を観て それから家へ
Oh it's such a perfect day
ああ なんて完璧な一日
I'm glad I spent it with you
君と過ごせてうれしいよ
Oh such a perfect day
ああ なんて完璧な一日
You just keep me hanging on
君が僕を繋ぎとめてくれる
You just keep me hanging on
君が僕を繋ぎとめてくれる
Just a perfect day
まさに完璧な一日
Problems all left alone
すべての悩みを忘れて
Weekenders on our own, it's such fun
2人で短く楽しい旅に出るんだ
Just a perfect day
まさに完璧な一日
You made me forget myself
君といると自分を忘れられた
I thought I was someone else, someone good
まるで自分がほかの誰かみたいに
良い人みたいに思えたんだ
Oh it's such a perfect day
ああ なんて完璧な一日
I'm glad I spent it with you
君と過ごせてうれしいよ
Oh such a perfect day
ああ なんて完璧な一日
You just keep me hanging on
君が僕を繋ぎとめてくれる
You just keep me hanging on
君が僕を繋ぎとめてくれる
You're going to reap just what you sow
You're going to reap just what you sow
You're going to reap just what you sow
You're going to reap just what you sow
君は自分で蒔いたものを刈り取るだろう *1
昭和41年九州は小倉生まれ。魚座のAB型。父親の転勤で、幼少の頃、淡路島に移り高校卒業まで明るい太陽のもとのびのびと育つ。
大学卒業後、テレビ・ラジオ・イベント等の制作会社〜広告代理店に勤める。
31歳の時に友人と広告代理店を創業。取締役として会社を成長させる。
年間200~300件の雑誌広告・カタログ・ホームページ・ポスターの制作に携わり、同時にクライアントのパブリシティー活動も行う。
多くのお客さまの売上アップに貢献し、年商3000万円から2億円になる会社の販促をサポートする。
その後インターネットの可能性に新たな展開を見いだし独立する。
当初はWEBディレクターとして大企業のホームページ制作案件に多数携わる。
大企業案件では決して得ることのできない感謝の声を求め、また魅力溢れる小さな会社を応援したいと思い、横浜市青葉区にてWEB制作&コンサルティングの会社を立ち上げる。
「お客様のサービス」の魅力をわかりやすくホームページで伝える事により、WEBからの売上アップを実現。
2015年より工務店専門のWEB制作会社のWEBディレクターとして多くの工務店樣、住宅会社様のホームページ制作に携わる。
最近では、優れたサービス(職人気質な)を提供している方々のWEB制作を行っている。