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【ジェームズ・ウェブ・ヤングのアイデアの作り方】から学ぶ、アイデアを作る方法

2018年10月29日

【アイデアの作り方】はアメリカの実業家、ジェームズ・ウェブ・ヤング氏が書いた有名な書籍で、広告マンにとっては永遠のバイブルともいえます。その骨子になる原理原則は出版されて50年経った今でも色褪せる事は決してありません。

この本の帯には、「60分で読めるけど、一生あなたを離さない本。」とあります。

アイデアの作り方

ジェームス.ウェブヤング氏が広告代理店の仕事を続ける上で必要な「アイデアを継続的に生産する」方法を公式化して発表したのがこのアイデアの作り方です。

アイデアをつくる考え方は、最新のWEBをつくる際にも役に立つ考え方で、ヤング氏によるアイデア作成の原理とは

■アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

■既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい

という二つであり、「物事の関連性を見つけ出す才能」に関しては後天的な要素=訓練によって向上させる事が可能です。

この【アイデアのつくり方】を参考にし、私が実践している「WEBディレクターが仕事を進める時に必要な5つの過程(工程)」について書きます。

1、アイデアを考える前段階で、資料集めや競合調査をする。

WEB制作をする際に、いきなりデザインや構成を始めるのではなく、まずはWEBの場合、競合調査やクライアントの資料等を集め、それと同時に徹底的に広く情報を仕入れ自分のなかに大量に取り込む。その際に、クライアントに直接関連のある資料と直接関連性のない資料も集めて読むと良い。具体的に書くと、同じ業界だけでなく他の業界の資料や成功例もヒントになるし、役に立ちます。

2、資料集めや競合調査したデータを咀嚼する。

第二段階では、その大量に集めたデータを咀嚼(噛み砕いて吸収)する必要があります。その際に事実と事実を組み合わせて新しい切り口を考えたりすると良いでしょう。

異なるジャンルのWEBサイトからヒントを得たり、同ジャンルの素晴らしいサイトからヒントを得たりする事も必要です。(丸パクリはいけません)

莫大なデータを頭に入れながら数日、街を歩いたり、電車に乗ったり、本屋さんに行ってみると、あらゆる所にヒントがあるのに気付くでしょう。それを逐一メモにとって、残していく事も必要です。

3、一旦、問題から離れて無意識の時間をつくる

ある程度、考えが進むとアイデアに煮詰まってしまう事があります。そんな時は一旦問題から離れてみると良いアイデアが訪れやすくなります。

例えば好きな音楽を聴いたり、映画を観たりするのも良い刺激になります。普段は読まないような本を読んでみるのも良い刺激になります。

そういう観点からも普段見ないWEBサイトを見る事は大事です。

 

4、常に考え続ける!アイデアは突然訪れる

「アイデアが生まれて来ない!」。
あなたは焦りを感じるかもしれません。無力感に陥るかもしれません。それでも、辛抱強く、生み出すべきアイデアについて考えましょう。頭のカタスミで常に考えることで、それは確実に整理されていきます。

TBSブリタニカ 『アイデアのつくり方』 P.49より引用

 

休息とくつろぎのひとときにそれは突然やってきます。
往々にして、アイデアがひらめくときというのは、緊張をといてリラックスしているときです。
朝ひげを剃っているとき、シャワーを浴びているときに思いつくのです。

上で挙げたプロセスを経て、常に考えることで自分の中で整理されていき、緊張から解かれた瞬間にふっとひらめくのです。

金曜日に行きずまっている仕事があったけど、土日に思いっきり遊んだら月曜の朝にいきなり解決案が思いついた!なんて経験はありませんか?

TBSブリタニカ 『アイデアのつくり方』 P.51より引用

アイデアは突然訪れます。常にペンとメモを持ち歩いて、浮かんだアイデアは書き忘れないようにしましょう!

一度浮かんだアイデアがそのままお蔵入りしてしまった苦い経験を何度もしている私は、アイデアが浮かんだその瞬間にメモをとるようにしています。

例えその時やっている事を一旦ストップしてでもそれはやる価値があります。

5、生まれたアイデアをチェックする

アイデアが浮かんだだけではまだ完成とは言えません。生まれたアイデアを実際にWEBを見た人にとって最適なものかをチェックし市場に送り出します。

そこまでやって始めて誰かの役に立つものになります。

また自分以外の誰かの目を通して批判を仰ぐ事の必要性もヤング氏は唱えています。

理解ある自分以外の人からのフィードバックには、思わぬ視点からのヒントが含まれている事が多いので、取り入れて、お客様の役に立つWEBサイトを完成させましょう。

 

 

 

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