いま、昔のワタシの家にあったモダンなマガジンラックを思い出しています。
モダンといっても小さい頃のワタシの感覚でモダンというだけです。ホントはそんなにモダンでなかったかもしれません(過去は美化されるので)
小学校時代、田舎(淡路島の淡路市という所)に住んでいた、ワタシの実家は狭くて古くて、友達を呼ぶのが子供心に恥ずかしく、いつもワタシが友達の家に遊びにいってました。たまに突然友達が訪問してきても、庭か、玄関で対応したり、外で遊ぶ約束をしては帰ってもらってました。
当時の実家は狭い家だったのですのが、その家には、似つかわない、大きなダイニングテーブルと椅子があり、当時のワタシは、そこに出て来る、母親の手作りのご飯を食べるのが好きでした。なにが好きだったんだろう・・・今思い出すのが、さつまいものてんぷら(衣がふわふわで甘かった)、すき焼き(一人っ子なので、満足いくまで肉をたべさせて貰っていた記憶がある)、小あじのフライ(島だったのでなんぼでも魚が釣れた、ちなみに家の前は魚屋さん)etc。初めてカレーライスを得意気におかわりしたのも、そのテーブルだったような気がします。
ちなみに、田んぼだらけの、田舎で、お袋は近所の洋裁屋さんで仕立てた派手なワンピースにピンヒールを履いて、カツカツいわせながら、県病に深夜勤に出掛けていってた。(看護婦さんだった)子供心にカッコいいなと思ていた、そのカツカツの音が。(お袋は年をとってからピンヒール履いたのは後悔していたようですが)
田舎の狭い、借家の部屋に似つかわない、大きなダイニングテーブルと椅子だけは、アメリカの映画にでてくるようなおしゃれでモダンなニオイがして、今考えるとメチャクチャ、アンバランスなんだけど、田舎の普通の家庭の幸せが、あったような気がします。(家の外は自然がいっぱいで太陽が燦々と輝く、のどかで気持ちのいい島でした)
それと、なぜかこれまた、モダンな、マガジンラックが一つだけあって、新聞や、雑誌などが置かれていて、なぜかそのアンバランスにおしゃれなマガジンラックが今でもたまに思い出されます。おそらくボロボロの家に対し、一つだけ、テーブルとともに異質な感じで記憶に残っているのでしょうが、日本の田舎において洋風なセンスをアンバランスに取り入れた風景でした。
大人になり、自分で仕事をしてアパートを借りて、一人暮らししていた頃は、なぜか6帖くらいの部屋に、目黒通りの家具屋さんで買って来たベルトイヤの椅子があったりして、アンバランスは健在でした。(はっきりいって、狭いアパートにベルトイヤのアンティークのかっこいい椅子は似合わなかった)
※ハリー・ベルトイアはイタリア生まれの彫刻家。有名なチャールズ&レイ・イームズとはアカデミーの同僚。
結婚してからは、インテリアに関して妻が主導権を持って選択していますが、ある日、妻が目を輝かせながら「見つけた!扉に合うかっこいいアメリカの古い木を!」といって、近所のインテリアリフォーム兼、アメリカの一点もののグッズを扱うお店の商品を熱く説明してくれました。
それが、ティーズリビングさんとの出会いでした。
その温かみのある木を扉にして、洗面台の下に配置する棚を造作し、洗面台も入れ替え、壁紙や照明も入れ替え、床は張替え、ニューヨークのホテルにありそうな洗面所を目指しリフォームしてもらいました。(あくまでイメージですが)これも他の部屋から比べるとアンバランスなんですが、特に気に入っています。温かみのある古い木があるだけで印象が変わります)
リフォームは、家全体をやるとなると、金額的にも大きなものになりますが、例えばリビングだけとか洗面所だけとかだと、そんなにたいした出費にはならないはずです。その割には、リフォームした事による効果は絶大で、癒されるとともにとても満足しています。
思えば、ティーズリビング様は私たちのリクエストによく応えてくれたと思います(感謝しています)
そのリクエストのイメージは、
目立つ所はバーンと目立っていて、センスがあって、明るくて、ニューヨークのホテルにありそうな感じ。
(完全な、アジアンチックではないのが好み)
と、抽象的な感じでした。(それを見事にクリアして頂きました)
ティーズさんの提案、それは、壁紙をウィリアムモリスの作家ものにして、それを中心にコーディネートする!というものでした(一気にその提案に引き込まれて、あとは全てお任せ状態でした)
※ウィリアム・モリス(1834-96)は、19世紀イギリスを代表する詩人であり、工芸家、デザイナーでもあります。
ワタシ達の価値観を理解してくれた上で、想像以上のリフォームを実現してくれた、ティーズリビングさんは田園都市線の沿線や横浜・川崎あたりにお住まいの方には特にオススメです。椅子の修理、張替え、家具の製作、リフォーム等、家のリフォームや家具製作等色んな相談に乗って頂けます。
ティーズリビング様はこれから大きな通り添い(あざみ野/たまプラーザ近隣)に引っ越しをし、カッコいい外装と内装のお店をOPENさせます。
きっと、そのお店は、幸せな家庭に似合う、椅子や家具を再生したり、美しいリフォームの提案を生み出す、素敵な空間になると思います。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
昭和41年九州は小倉生まれ。魚座のAB型。父親の転勤で、幼少の頃、淡路島に移り高校卒業まで明るい太陽のもとのびのびと育つ。
大学卒業後、テレビ・ラジオ・イベント等の制作会社〜広告代理店に勤める。
31歳の時に友人と広告代理店を創業。取締役として会社を成長させる。
年間200~300件の雑誌広告・カタログ・ホームページ・ポスターの制作に携わり、同時にクライアントのパブリシティー活動も行う。
多くのお客さまの売上アップに貢献し、年商3000万円から2億円になる会社の販促をサポートする。
その後インターネットの可能性に新たな展開を見いだし独立する。
当初はWEBディレクターとして大企業のホームページ制作案件に多数携わる。
大企業案件では決して得ることのできない感謝の声を求め、また魅力溢れる小さな会社を応援したいと思い、横浜市青葉区にてWEB制作&コンサルティングの会社を立ち上げる。
「お客様のサービス」の魅力をわかりやすくホームページで伝える事により、WEBからの売上アップを実現。
2015年より工務店専門のWEB制作会社のWEBディレクターとして多くの工務店樣、住宅会社様のホームページ制作に携わる。
最近では、優れたサービス(職人気質な)を提供している方々のWEB制作を行っている。